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髪の憧れ ~後編~

スミおばあちゃんがそないな髪形をしてた小学生の高学年の頃に
おかっぱがえらい流行ってな。
同級生の子がおかっぱにしてくるねん。

スミおばあちゃんは侍みたいな頭してるやろ?
それが羨ましいて、おかっぱにしとうてなぁ。


それで作之助おじいちゃん「断髪(散髪)してほしい」て言ったんや。

ほんならえらい怒ってなぁ。

「女は髪の毛が命やのに、なんちゅうこと言うかー!」ゆうて
大~きな木バサミ、裁ちバサミや。

長い大きな木バサミ持ってきて「そんなら坊主にしたる!」ゆうて
血相変えて追わえてきはったんや。
    スミ髪

そんなん坊主にされたらかなんやんか。

そんで、一生懸命逃げた!
まさかホンマにせえへんかったやろうけどな、怖かったんや。
ホンマに坊主にされるか思ってなぁ。

こうなったら言う事聞く以外にあらへん。
スミおばあちゃんのおかっぱにする夢はあきらめたんや。

作之助おじいちゃんはもの凄い可愛がってくれたけど、
怒ったら怖い怖い!
縮み上がるんや。声も大きいしなぁ。

そやけど「髪は女の命」て、スミおばあちゃんが言うのも可笑しいけど、作之助おじいちゃんはホンマに昔の人やねぇ。


                          <髪の憧れ・完>


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テーマ : 絵日記 - ジャンル : 日記

COMMENTS

No title

スミおばあちゃんのお話と絵、とても楽しみにしています。

ゴル吉様

見ていただいてありがとうございます。
楽しみにしていただいて、とても嬉しいです。

怖い!

おかっぱにしてもらいたかっただけなのに、「女は髪が命」だと言って坊主にしたるとは、恐ろしいですねえ。こうやって聞くとおかしい笑い話ですが、スミおばあちゃんにとっては本当に怖かったと思います。

Re: 怖い!

道之助さん、ありがとうございます。
私の少女時代、オカッパがはやりましてねぇ。
父にゆうたら、大きな木バサミもって追っかけられました。
必死で逃げましたねぇ。今でもハッキリ覚えてますねぇ。
まさか坊主にはしないでしょうけど。

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